過払い金返還請求についてのQ&A
よくあるご質問と回答をまとめています。お問い合わせ前にご確認下さい。
過払い金返還は自分だけで出来ますか?
手続き自体は自分で行えます。
「履歴の取り寄せ」〜「再計算」、そして「借入先との交渉」が一連の流れです。
ただ「借入先との交渉」は司法に関わっていない人では借入先である金融会社がきちんと応じてくれないというケースがあります。
金融会社は日頃から交渉に慣れていて自分たちに有利な条件を提示し、気付くと不利な条件になっているケースもあります。
また裁判まで争う事になると平日に裁判所へ何度も出廷する必要が出てきます。
平日のお仕事の方は大きな負担だと思います。
裁判で勝っても支払ってくれなければ「差し押さえ」をしなければいけませんが、「差し押さえ」は空振りも多く、一般の方にはお勧めできません。情熱を持ってやり遂げる方はいると思いますが、やはり専門家に依頼することをお勧めします。
「過払い金返還請求」が始まった当初、自分で行い「全額+利子5%」を取り返せたという声を聞きましたが、武富士の破綻以降、大きく状況が変わっています。インターネットの掲示板サイトなどで結果のみを鵜呑みにしてしまうのは危険です。
当事務所へ「自分でやってみたけどうまく行かないから」と依頼されるお客様も多数おられます。
過払い金返還請求はどのぐらい時間がかかりますか?
過払い金返還請求を依頼され、「履歴の取り寄せ」〜「再計算」〜「交渉」〜「和解」という流れは約三ヶ月程度かかります。相手が裁判でもかまわないという態度だと更に時間はかかります。
そこから「振込」までは、全国で過払い手続き中の人がたくさんいて順番に処理している関係で、
「和解」から3ヶ月〜1年以上かかる事があります。(金融会社によって変わってきます)
また過払い金の金額を減らしてくれればすぐ対応するといった事を持ちかけてくる金融会社もあり、
すぐにお金が必要という事情で応じられる方もいらっしゃいます。
他に借金があるけど過払いのみの依頼は出来ますか?
他に借金があるけれど「過払いのみ」の依頼はお受けできません。
借金がある場合は、それらの借金も整理する「債務整理」にて対応させて頂きます。
過払い金返還請求を依頼して損をすることはありますか?
過払い金返還のみで調査の結果、「過払い金が発生しなかった」場合は、ご契約を頂きませんのでこの段階までの費用は発生しません。
「履歴の取り寄せ」〜「再計算」の段階で過払い金の有無・金額が判明します。
過払い金が「4万円以下の少額」また「発生しなかった」場合は、ご連絡し今後の意向を確認します。
また4万円以上の過払い金がある場合は、当事務所へ依頼して頂きます。
過払い金関連で「弁護士が高額な報酬をとった」等、悪いニュースを聞きましたが・・・
開業当初から当事務所は依頼者の方に再計算の結果や交渉の途中経過・結果を正確に伝えています。
同意なしで和解することはありません。
全ての取引終了後、「取引の明細書」を発行しているため不明瞭な報酬などは一切ございません。
他の法律事務所へ依頼した取引に疑問を感じられた方は「取引の明細書」を請求し、別の法律事務所に見てもらうというのも一つの手段だと思います。
完済していたら必ず過払い金が発生しますか?
長年契約されていた人は高い確率で「過払い」になっています。
契約の最初から法定利息内だと完済していても「過払い」にはなりません。